再度の秘かな変身の向こうに

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zoom RSS 59回 〜着せ替え人形〜

<<   作成日時 : 2005/12/19 06:11   >>

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 豊胸手術が終了した時、ワタシは奥さんに報告に行った。そういう約束だったの。

 奥さんはワタシを試着室に連れ込んでいろいろ試着させて出来映えを確かめられ、感激した面持ちで社内電話で「パパ、ミスマリアの仕上がり見る?見事よ!」と副編を呼びつけられた。

 私はお二人の前で再びあれこれと試着を繰り返した。副編はポラロイドカメラで着替えるたびにシャッターを切っておられた。

 奥さんは「これが最後!」とビキニの水着をわたされた。こんなギリギリのものは一度だって身につけたことはない。

 目茶苦茶恥ずかしかったけど、意を決してそれでお二人の前に立ってポーズをとった。奥さんは

『パパ、これは撮っては駄目!マリアの身体のラインはもうこれ以上ない理想ラインね。芸術品クラス!最高!』

『ホント見事。日本人にもこんな綺麗はラインがあるんだ!パパ、これほど素晴らしいの、もう見ることないと思うよ。』

『ミス・マリアの最高の輝きね。でも勿体ないわ。どこかのミスコンに出たら絶対に優勝して一度に箔がつくのにね。』
と賞賛しきり。

 ワタシは自分のことは自分ではわからないから面はゆいばかり。

 土曜日、撮影ははかどった。カメラマンのC氏は新しい被写体に大いに写欲をそそられたらしくスタジオは活気にあふれた。

 先日カメラマンだと紹介された男はC氏の助手を勤めていた。次の雑誌の表紙や紙面を飾る写真が次々に撮られ、ワタシは着せ替え人形宜しく着付係によって装いを取り替えられた。

 その度にワタシはメーク係に化粧や髪を手直しされた。そのとき、主役はモデルのワタシではなくスタッフたちだとしっかり思い知らされたの。

 撮影はあっという間に終わりC氏は忙しく姿を消した。その後助手によって少々のだめ押し撮影があって終わり。

 豊胸手術の手術代は会社持ちだった。後から奥さんに知らされたのだけど、実はワタシの契約金から出費されたのだそうだ。出社時の派手な衣装も同じ。

 大学の押さえた服装から大変身する基地は副編所有の、多目的用に契約しているマンションの広い一室。

 ここでワタシは野末彩子からマリア・光田に変身するの。隠密裏に。最初の内はその変身に奥さんがいつも手を貸して下さった。ワタシが変身に慣れるまで。これも隠密裏!                       〜続く〜


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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
なんだかよくわからないけど、続きがとても気になります。続きが読みたい!
テン
2005/12/19 06:30

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